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SiO開発ストーリー

「現場の作業者」や「メカ設計者」のための制御装置、SiOコントローラができるまで

2016年6月、SUSは独自開発による日本語選択式プログラミングのコントローラを発売しました。その裏には、「誰にでも簡単に電気制御が可能なコントローラをつくりたい」という強い思いがありました。

1.からくり装置の電動化に立ちはだかった“制御”の問題

現場改善で活躍するからくり装置。しかし従来のからくりには、「調整が難しい」、「機構が大掛かりになりがち」といった問題もありました。そこでSUSが数年前から提案しているのが「からくりの電動化」です。しかしここでも、専門の技術者でなければ対応が難しいとされる「制御」をいかに実現するかという課題が発生しました。

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2.お客さまでも社内でも共通していた"困りごと"

SUSでは、お客さまの現場改善をお手伝いする中、「アイデアはあっても電気(制御)には苦手意識がある」という話をよく伺っていました。さらに、電動からくりの提案を進めるうち、社内のメカ系担当者の間でも、制御に関する課題が話題に。こうした困りごとを解決するべく、「現場やメカ設計者のためのコントローラ開発」がスタートしました。

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3.誰もが簡単に扱えるためには… SiOコントローラのコンセプト

SiOコントローラでは、知識が全くない方でも簡単に使える、日本語選択式のプログラマーを独自開発しました。さらに配線作業の簡素化にも拘り、専用設計の端子台をラインアップするなど一工夫。また、装置の事例も豊富に用意し、図面やプログラムと合わせてご提案しました。価格も安く抑え、ついにSiO-Cの販売を開始したのです、

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4.コネクタを差し込むだけの簡単配線、SiOコントローラの進化

SiO-C発売後、課題として残ったのは「配線作業の難しさ」でした。そこで、SUSはSiO-Cをさらに進化させ、業界標準のe-CONコネクタを採用したSiO2を開発。合わせて、e-CONコネクタ付きの入出力機器をオプションとして揃え、電源、信号線など電線の違いを意識する必要のない、コネクタをつなぐだけのワンタッチ接続を実現しました。

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5.SiOプログラマーも、さらに使いやすく、より便利に

SiOの採用が増えるに従い、「もう少し高度な使い方をしたい」という方も増えてきました。そこで、SiOプログラマーのバージョンアップも順次進めています。2017年3月に追加したシミュレータ機能は、パソコン内でプログラムの動作確認が行えるというもの。購入前の検討段階でも希望した動作を実現できるか確認することができ、好評です。

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6.SiOの進化は止まらない 今後の機能拡張にも乞うご期待!

SiO-C/SiO2/SiO3/SiO-N1とラインアップを増やし、オプションの充実も進むSiOシリーズ。現在も周辺機器を含めた開発を続けています。また、より、多くの場面でご利用いただけるよう、事例のご提案も増やしていく予定です。今後も誰にでも扱える製品として進化させていきたいと考えていますので、ぜひご注目ください。

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